「デジタルなまず」 による避難ドアの自動開放システム
南海地震、東海地震、東南海地震、首都直下型地震等の大きな地震の発生が予想されており、各
行政や企業等の災害時マニュアルにも 「ドアを開けて避難路の確保を!」 が優先項目として掲げ
られております。
しかし、突然の地震、それも扉が損壊に至るような大きな地震が来た時に果たして、「ドアを開ける」
事が可能でしょうか? 不可能です。
自分自身の安全確保に精一杯で、二次的なものへの予測行動の余裕はありません。
もちろん、震度6を超えると歩行さえ困難な状態になります。
ドア自動開放システムの概要、ご提案
昨今では、耐震扉が主流となりつつありますが、これとて、想定外の震度や局部変形があった場合
には、その効果も保証されません。
また、まだまだ一般には耐震対応が出来ていない既設の扉も多く、そういった扉を避難路として使わ
ざるを得ない場合も多々あることと思われます。
この装置は、尼崎に本社のある京阪神金属工業(株)が阪神淡路大震災での被災経験を基に開発・
製造したドアの自動開放装置で、「デジタルなまず」と連動して「地震が来る前に」避難路である
ドアを自動で開放、及びLEDライトにより避難路の目視を容易にする装置です
設置条件:
1) 扉はスイング式扉であること(引き戸は対象外)
2) ドアクローザー等の常閉装置が設置されていること
3) ドア開放の為の指示信号が与えられること(押しボタン、各種信号)
4) 電気錠の設置
(電気ストライク錠同梱タイプもありますが、シリンダー錠取替えの必要が生じる場合があります。)
5) AC 100V 電源が必要
基本仕様:
設置環境:(屋内に限る)
-10℃〜 60℃ 但し、結露、粉塵及び有害なガス等の雰囲気無き事
本体使用電圧・電流:
動作電圧: 9 〜 15V DC 定格電圧: 12V DC 定格電流: 10A 以下 停動電流: 34A 以下
最大トルク:
本体出力軸にて 9.8 Nm (100Kgfcm)・・標準電源にて
(標準アーム使用時の先端開放力 98N)
本体能力は 19.6 Nm まで可能(電源のみの交換で対応)
耐ノイズ性: (ノイズ研究所(株)INS-420 にて測定)
1) ノーマルモードノイズ試験
電源のAC 入力ライン間にインパルスノイズ(ノイズ電圧1500V)を加え、正常動作を確認
2) コモンモードノイズ試験
電源のAC 入力ラインと装置の金属筐体間にインパルスノイズ(ノイズ電圧1500V)を加え、正常
動作を確認
3) 信号ノイズ試験
装置のDC 電源線と制御信号ケーブルに対しインパルスノイズ(ノイズ電圧1500V)を加え、正常
動作を確認
耐久性:
使用時間: 20 時間
「2 秒作動、1 分停止、2 秒作動、10 分停止」を1 サイクルとして、20,000 サイクル
(但し、実際の作動は 1 秒以内)
外部出力:
12V DC 1.0A Max の外部出力供給端子及びA 接点出力を備え
ドアに設置した通常時の状態
緊急地震速報により地震が来る前に、ドアを
自動で開放、避難口をLEDにより表示。
作動した時、ドアの上方から見た概念図。
設置条件及び基本仕様
外形寸法図 (電源部は除く)
右上写真のように、「地震が来る前に」 避難路であるドアを自動で開放出来るので、大きな地震の揺れ
が来ても、ドアが開かなくなることがないので、単に避難路としてでなく火災などの2次災害時には大きな
期待がよせられています。
又、避難ドア上部にはLEDライトが自動点燈、地震発生時の避難路位置を容易に確認することが出来る
ので、心理的に余裕のない災害時にも、容易に避難路を確認でき、人の誘導もしやすくなります。
なお、右上写真のように、敢えて扉を大きく開かず、扉枠と扉の接触を有る程度残すことにより、開口部
強度を補完しつつ、鍵部分の損壊と噛み込みを防止することが出来ます。
また、手やバールその他の工具が扉と扉枠の間に入れる事が出来る為、たやすく外部から救助が出来
る様に工夫したものです。
完全に閉塞したままで扉が損壊した場合は、バールを以ってしても扉の開放は困難な場合があり、場合
によっては扉自体を破らないと開ける事が出来ませんが、少しでも扉が開いた状態の場合は、相当な損
壊を受けた場合でも手で開放することも可能です。)
「デジタルなまず」とドア自動開放システムを利用した地震防災システムの開発・提案をさせて
いただきます。 お問合せ下さい。